40代からWeb制作会社への転職を考えている方の中には、
「Web制作の経験が浅くても、制作会社へ転職できるのだろうか」
「どのくらいのスキルを身につけてから応募すればよいのだろう」
「これまでの仕事の経験は、Web制作に生かせるのだろうか」
と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
私は、まったくデザイン経験がない状態からWeb制作会社へ転職したわけではありません。
Web制作を学ぶ前は、約1年半、飲食店などで使われるドリンクメニューの制作に携わっていました。その後、失業保険を受給しながら、半年間Web制作スクールで学習しました。
スクールでは、コーディングを約8割、Webデザインを約2割の割合で学びました。
卒業後は、美容商材を扱う会社で約3か月間、大ベテランの先輩の元、デザイナーアシスタントとして勤務しました。ここでは、それまでの紙媒体の制作経験を生かすことができました。
その後、不動産会社のインハウスデザイナー兼事務として約8か月勤務し、バナー制作、Webサイトの更新や、少しだけSEO対策などを経験しました。
そして、現在のWeb制作会社へ転職しています。
Web制作会社へ入社した時点では、Web業界での経験は十分とは言えませんでした。しかし、紙媒体のデザイン経験、Web制作スクールでの学習、インハウスでの実務経験を少しずつ積み重ねたことが、転職につながったと感じています。
この記事では、40代でWeb制作会社へ転職した私が、入社までに身につけていたスキルや、それまでの仕事で役立った経験をご紹介します。
私が現在のWeb制作会社へ転職するまでの流れは、次のとおりです。
Web制作を本格的に学ぶ前は、約1年半、ドリンクメニューの制作に携わっていました。
主に紙媒体のデザインを担当していましたが、チームで制作~発送まで行っており、印刷や面付の経験もできました。
入社したばかりの頃は、使い始めたばかりのIllustratorに毎日奮闘していました。
レイアウトやフォント、色やあしらい、トンボやリンク、レイヤーなど、とにかく分からない事だらけでただただ焦っていました。
ドリンクメニューでは、単に情報を並べるだけではなく、次のようなことを考える必要があります。
このときに身につけたことは、その後のWebデザインでも役立っています。
紙媒体とWebサイトでは制作方法が異なりますが、「誰に、何を、どのように伝えるかを考える」という点は共通しています。
タッチパネル案件の修正に携わってから、webに興味を持ち始め、退職。失業保険を受給しながら、半年間Web制作スクールで学びました。
スクールでは、学習内容の約8割がコーディング、約2割がデザインでした。
主に学んだ内容は、次のとおりです。
もともと紙媒体の制作経験はありましたが、Webサイトを作るには、見た目をデザインするだけでなく、HTMLやCSSを使ってブラウザ上に再現する必要があります。
特にコーディングについては、初めて学ぶことが多く、最初は思うようにレイアウトを組めないこともありました。
ただ、スクールに通う前に、YouTubeでコーディングを2ヶ月ほど学んでおり、そのおかげもあって、スクールではハイペースで進めることができましたし、
実務的な内容を担当メンターさんに質問する余裕もあり、充実した学びになりました。
スクール卒業後は、美容商材を扱う会社で、約3か月デザイナーアシスタントとして働きました。
この仕事では、Web制作スクールで学んだ内容だけでなく、それ以前の紙媒体の制作経験を生かすことができました。
美容商材は、商品の機能だけでなく、色、写真、文字、余白などを使って、ブランドのイメージや商品の魅力を伝える必要があります。
スクールの課題とは異なり、仕事では自分の好みだけでデザインを決めることはできません。
商品のターゲットや会社のブランドイメージに合わせて制作することの大切さを学びました。
その後、不動産会社にインハウスデザイナー兼事務として入社しました。
インハウスデザイナーとは、制作会社のように複数のクライアントを担当するのではなく、自社の商品やサービスに関する制作物を担当するデザイナーです。
不動産会社では、デザイン業務だけでなく、事務業務も並行して担当していました。
主な仕事内容は、次のとおりです。
不動産会社では、制作物を作るだけでなく、公開後のWebサイトを更新・運用する経験ができました。
また、社内の人から依頼を受け、内容を確認し、必要に応じて質問しながら形にするという、実務での進め方も経験出来ました。
美容商材の会社と不動産会社での経験を経て、現在のWeb制作会社へ転職しました。
制作会社へ入社した時点では、Web制作の実務経験が豊富だったわけではありません。
一方で、それまでに次のような経験を積んでいました。
一つひとつの経験は長くなくても、それぞれの職場で身につけたスキルがつながり、現在のWeb制作会社への転職に生かせたと感じています。
Web制作スクールに通う前に経験したドリンクメニュー制作や、その後の美容商材の会社での仕事は、Web制作とは異なる部分もあります。
しかし、デザインの基本的な考え方には共通点があります。
例えば、次のような力です。
Webサイトでも、掲載する情報をただ並べるだけでは伝わりません。
どの情報を最初に見せるのか、何を目立たせるのか、どのような順番で読んでもらうのかを考える必要があります。
紙媒体の制作で身につけた情報整理や配色の経験は、Webデザインを学ぶ際の土台になりました。
私の経歴を見ると、一つの会社で長くWebデザイナーとして働いた後に、制作会社へ転職したわけではありません。
ドリンクメニュー制作、Web制作スクール、美容商材のデザイナーアシスタント、不動産会社のインハウスデザイナー兼事務という経験を経て、現在の制作会社へ転職しました。
そのため、転職時点では「経験豊富なWebデザイナー」ではなく、さまざまな制作経験を積みながら、Web制作の実務を身につけている途中でした。
ただ、過去の仕事がすべて分断されていたわけではありません。
ドリンクメニュー制作で身につけたデザイン経験は、美容商材の会社で生かせました。
スクールで学んだコーディングやWordPressは、不動産会社のWebサイト更新や、その後の制作会社で役立ちました。
これまでの経験の中から、次の仕事に生かせる部分を見つけて積み重ねたことが、Web制作会社への転職につながったと考えています。
私は、約1年半ドリンクメニューの制作を経験した後、失業保険を受給しながら半年間Web制作スクールで学びました。
スクールでは、コーディングを約8割、デザインを約2割の割合で学習しました。
その後、美容商材を扱う会社で約3か月デザイナーアシスタントとして勤務し、紙媒体の制作経験を生かしました。
さらに、不動産会社のインハウスデザイナー兼事務として約8か月勤務し、バナー制作、Webサイトの更新、WordPress、アクセス解析などを経験しました。
そして現在のWeb制作会社へ転職しています。
私の場合は、まったく何も経験がない状態から、一度の学習だけで制作会社に入社したわけではありません。
紙媒体のデザイン、スクールでのコーディング学習、デザイナーアシスタント、インハウスでのWeb運用という経験を少しずつ積み重ねてきました。
一見すると遠回りに見える経歴でも、それぞれの仕事で身につけた力は、次の仕事に生かすことができます。
40代で経験が浅い場合、今できないことだけに目を向けてしまいがちです。
しかし、これまでの職歴を振り返ると、情報を整理する力、人の要望を聞く力、納期を守る力、資料を作る力など、Web制作でも生かせる経験が見つかるかもしれません。
大切なのは、過去の経験と現在学んでいるスキルをどのようにつなげ、次の仕事で生かせるかを考えることだと思います。
まだまだ未熟ではありますが、どんな形にせよ細く長く続けていきたいと思っています。
私の経験が、40代からWeb制作会社への転職を考えている方の参考になれば幸いです。