40代からWeb制作を学んだ方法|挫折しないために実践した学習内容

40代からWeb制作を学んだ方法

40代からWeb制作を学び始めるとき、私が最初に考えたのは、

「どうすれば途中で挫折せずに続けられるだろう?」

ということでした。

Web制作は、HTMLやCSSだけではありません。

JavaScript、デザイン、WordPressなど、学び始めると次から次へと知らないことが出てきます。

さらに40代になると、若い頃と比べて体力も変わってきますし、仕事や生活と両立しながら学ぶ必要があります。

そのため私は、一気にたくさん覚えることよりも、無理なく続けられる学習計画を立てることを大切にしました。

まずは独学から始め、難しくなってきたタイミングでWeb制作スクールを利用しながら、少しずつ学習範囲を広げていきました。

私が主に学んだ内容は、次のとおりです。

  • HTML・CSS
  • レスポンシブ対応
  • JavaScript・DOM操作
  • GSAP・Swiperなどのライブラリ
  • Intersection Observer
  • CSS設計・SCSS
  • Figma
  • WordPress
  • オリジナルテーマ制作
  • カスタム投稿・カスタムフィールド

この記事では、私がどのような順番でWeb制作を学んだのか、そして挫折しないために意識していたことをご紹介します。

40代のWeb制作学習は「続けられる計画」を立てることから

Web制作を勉強しようと思って調べてみると、本当にたくさんの技術が出てきます。

HTML、CSS、JavaScript、PHP、WordPress、Git、Figma……。

最初は、

「これ、全部覚えないといけないの?」

と思いました。

しかし、最初からすべてを理解しようとすると、なかなか先へ進めません。

そこで私は、短期間で完璧になることよりも、少しずつでも学習を続けることを優先しました。

疲れている日は短時間でもいい。

分からないことがあっても、すべて理解するまでその場に留まり続けない。

自分の生活や体力に合わせて学習量を調整することが、結果的に継続につながったと思います。

最初の2か月はYouTubeと本でHTML・CSSを独学

Web制作を本格的に学び始めた最初の約2か月間は、スクールには通わず独学しました。

主に利用したのは、YouTubeのWeb制作に関する動画と、Manaさんの著書「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」です。

最初は、

  • HTMLとは何か
  • CSSとは何か
  • 見出しや文章をどう書くのか
  • 画像をどう表示するのか
  • 要素を横並びにするにはどうするのか
  • 余白をどう設定するのか

といった基本的なところから始めました。

本を読みながら実際にコードを書き、分からないところはYouTubeで別の解説を見る。

逆に、YouTubeで理解しにくかった部分を本で確認することもありました。

一つの教材だけにこだわらず、複数の説明を見ながら理解するようにしていたのも、私には合っていました。

同じ内容でも説明する人によって伝え方が違うため、一つの解説では分からなかったことが、別の解説で急に理解できることもありました。

100日間の日記帳で「自分がやったこと」を記録した

室内に移動した観葉植物や多肉植物

学習を始めるとき、私は100日分ほど書ける薄めの日記帳を購入しました。

この日記帳には、Web制作で学んだ内容だけではなく、その日に自分が何をしたのかを記録していました。

例えば、

  • HTMLを30分勉強した
  • YouTubeを1本見た
  • 本を10ページ進めた
  • コードを書いて動きを確認した
  • 分からなかったところを調べた
  • 疲れていたけれど10分だけ勉強した

といった小さなことも書いていました。

理解できたことや、覚えておきたいコードを手書きすることもありました。

ただ、日記をつける一番の目的は、学習内容を記録することだけではありませんでした。

自分で決めたことを実行し、自分自身を管理できていることを確認するためでもありました。

思うように勉強できなかった日でも、

「今日は少ししかできなかったけれど、何もしなかったわけではない」

と思うことができます。

そして日記が少しずつ埋まっていくと、

「ちゃんと続けられている」

という実感が生まれました。

それは学習を継続するためだけでなく、自己管理ができているという自信にもつながりました。

Web制作を学び始めた頃は、できないことの方が圧倒的に多く、自分が成長しているのか分からなくなることもあります。

そんなときに日記を振り返ると、以前は知らなかったことが分かるようになっていたり、少しずつコードを書けるようになっていたりします。

私にとって100日間の日記帳は、学習ノートというより、小さな積み重ねを確認するための自己管理ツールでした。

JavaScriptに入るタイミングでWeb制作スクールへ

HTMLとCSSを2か月ほど独学したあと、JavaScriptを学び始めるタイミングでWeb制作スクールに入りました。

HTMLとCSSについては、独学でも少しずつ理解できるようになっていました。

しかしJavaScriptに入ると、一気に難しく感じました。

変数、条件分岐、繰り返し、関数、配列、オブジェクトなど、HTMLやCSSとは考え方が大きく変わります。

当時の私は、

「JavaScriptも全部覚えて、自分で何も見ずに書けるようにならないといけない」

と思っていました。

ここで学習の手が止まりそうになり、分からないことを質問できる環境が必要だと考えてスクールを利用することにしました。

独学したあとだからこそ、スクールでの復習が役立った

スクールでは、JavaScriptだけではなくHTMLやCSSについても改めて学びました。

一度独学した内容をもう一度学ぶことで、最初は何となく使っていたコードについて、

「これはこういう意味だったんだ」

と理解できることも増えました。

また、コードそのものだけではなく、

  • VS Codeの便利な拡張機能
  • コーディングを効率化するツール
  • ファイルやフォルダの管理方法
  • 画像の扱い方
  • 実務を意識した制作の進め方

なども学びました。

独学では、自分が知っている範囲の中から情報を探すことが多くなります。

スクールを利用したことで、「そもそも、こういう便利な方法があることを知らなかった」という部分も補うことができました。

デザインカンプコーディングはメンターに添削してもらった

スクールで特に役立ったと感じているのが、デザインカンプを見ながらWebサイトをコーディングする練習です。

完成されたデザインから、

  • どのようなHTML構造にするのか
  • どこを共通化するのか
  • どのようなクラス名を付けるのか
  • どのようにレスポンシブ対応するのか

を考えながら実装しました。

そして、自分で書いたコードをメンターの方に添削してもらいました。

独学では、ブラウザ上でデザイン通りに表示されると、

「できた!」

と思ってしまいます。

しかし、第三者にコードを見てもらうと、見た目だけでは分からない改善点を指摘してもらえます。

  • もっとシンプルに書けるところ
  • 分かりにくいクラス名
  • 後から修正しにくいHTML構造
  • 重複しているコード

などです。

自分では気づきにくい部分を何度も添削してもらえたことは、その後の実務にもつながっていると思います。

JavaScriptは「全部覚える」のをやめて、必要なものから学んだ

JavaScriptで悩んでいたとき、メンターの方から、すべてを暗記して書けるようになることよりも、

「こういうときには、こういう方法を使う」

という大枠を理解しておくことが大切だとアドバイスをいただきました。

また、分からないところで学習そのものが止まってしまう方がよくないとも言われました。

このアドバイスで、かなり気持ちが楽になりました。

そこで私は、現段階ではJavaScriptを何百行も自力で書けることよりも、Web制作で使う機会の多そうな内容を優先することにしました。

特に時間を使ったのは、

  • DOM操作
  • クリックイベント
  • クラスの追加・削除
  • GSAP
  • Swiper
  • Intersection Observer

などです。

例えば、

  • ハンバーガーメニューを開閉する
  • クリックで表示を切り替える
  • スクロールに合わせて要素を表示する
  • スライダーを実装する
  • アニメーションを付ける

といった、実際のWebサイトで使う場面をイメージしながら学習しました。

もちろんJavaScriptを深く理解できるに越したことはありません。

ただ、限られた時間の中では、今の自分に必要な内容から優先して学ぶことも大切だと思います。

CSS設計にはかなり時間をかけた

スクールではCSS設計にも時間をかけました。

学んだのは、

  • BEM
  • FLOCSS
  • クラス名の付け方
  • 共通パーツの管理
  • SCSSを使った管理

などです。

ここはメンターの方にもかなり細かく添削していただきました。

最初は、ブラウザ上で同じデザインになっていれば問題ないようにも思えます。

しかし、ページ数が増えたり、後から修正したりすると、コードの管理方法がとても重要になります。

特に実務では、自分以外の人がコードを見ることもあります。

そのため、自分だけが分かればいいコードではなく、後から見ても理解しやすく、修正しやすいコードを書くことを意識するようになりました。

FigmaでWebデザインも学習

コーディングだけでなく、Figmaを使ったWebデザインも学びました。

私はWeb制作を学ぶ以前からIllustratorなどを使ったデザイン経験がありました。

ただ、Webデザインには紙媒体とは異なる考え方もあります。

  • 画面幅を意識したレイアウト
  • PCとスマートフォンのデザイン
  • コンポーネント
  • Webサイトで使いやすい余白
  • ユーザーが操作することを考えたUI

などを意識しながら制作しました。

Figmaでデザインを作り、自分でコーディングすることで、デザインと実装がどのようにつながっているのかも理解しやすくなりました。

WordPressはLOCALで実際に作りながら学んだ

HTML・CSS・JavaScriptの学習が進んだあと、WordPressにも取り組みました。

WordPressは、説明を読むだけではなく、LOCALを使って自分のパソコン上に開発環境を作りました。

そして以前HTML・CSS・JavaScriptで制作したWebサイトを、少しずつWordPress化していきました。

すでに完成している静的サイトを使ったことで、

「このHTMLをWordPressではどう置き換えるのか?」

ということに集中できました。

WordPressには、

  • ファイル名
  • テンプレート階層
  • テンプレートタグ
  • ループ
  • functions.php
  • 固定ページ
  • 投稿ページ
  • アーカイブページ

など、独自のルールがたくさんあります。

一つずつ実際に作りながら覚えていきましたが、一度オリジナルテーマを作っただけですべて理解できるようなものではありませんでした。

「これ、どうやるんだったっけ?」

と何度も調べ直しました。

ただ、繰り返し作ることで、少しずつテンプレート同士の関係やWordPressの仕組みが見えるようになりました。

WordPress最大の山場はカスタム投稿とカスタムフィールド

WordPress学習の中でも、私が特に難しいと感じたのが、カスタム投稿とカスタムフィールドでした。

例えば、

  • 制作実績
  • スタッフ紹介
  • 商品情報
  • 施工事例
  • 店舗情報

などを、通常のブログ投稿とは別に管理できるようにします。

さらにカスタムフィールドを使えば、価格、住所、画像、説明文、URLなど、そのサイトに必要な入力項目を用意できます。

便利な反面、

  • カスタム投稿タイプ
  • テンプレートファイル
  • カスタムフィールド
  • ループ

などが一気につながってくるため、最初はかなり混乱しました。

ここは私にとって、WordPress学習の最大の山場でした。

ただ、この部分を繰り返し実践したことで、WordPressが単にブログを投稿するためのものではなく、さまざまなWebサイトを管理できるCMSだということも理解できるようになりました。

振り返ると、この順番で学んだ

私がWeb制作を学んだ流れを整理すると、おおよそ次のようになります。

  1. YouTubeと書籍でHTML・CSSを独学
  2. 100日間の日記帳で、その日に自分がやったことを記録
  3. JavaScriptに入るタイミングでスクールへ
  4. HTML・CSSを復習
  5. デザインカンプからコーディング
  6. JavaScriptの基本とDOM操作
  7. GSAP・Swiper・Intersection Observer
  8. CSS設計・SCSS
  9. Figma
  10. LOCALを使ってWordPressを学習
  11. 静的サイトをWordPress化
  12. オリジナルテーマ制作
  13. カスタム投稿・カスタムフィールド

最初からすべてをこの順番で計画していたわけではありません。

学習しながら、

「ここはもう少し理解しておこう」

「ここは一人では難しいから質問しよう」

「これは今すべて覚えなくてもいい」

と、その都度調整しながら進めました。

まとめ|40代のWeb制作学習で大切にしたのは「続けること」

私のWeb制作学習は、最初の2か月間の独学から始まりました。

YouTubeや書籍を使ってHTML・CSSを学び、JavaScriptで難しさを感じたタイミングでWeb制作スクールを利用しました。

そこから、デザインカンプコーディング、JavaScript、CSS設計、Figma、WordPressへと少しずつ学習範囲を広げていきました。

そして、学習を続ける上で役立ったのが100日間の日記帳でした。

その日に自分が何をしたのかを書き残し、小さな行動を積み重ねていることを確認する。

それによって、学習だけでなく、自分自身を管理しながら続けられていることが自信にもつながりました。

また、JavaScriptを学んだときに「すべて覚えなければならない」という考えを手放せたことも、大きかったと思います。

Web制作は覚えることが本当に多く、一度学んだだけですべて理解できるものではありません。

私自身、今でも分からないことは調べながら対応しています。

だからこそ、

「基本を理解したら一度進み、必要になったらまた戻って学ぶ」

くらいの考え方でもいいのではないかと思っています。

40代からの学習では、自分の時間や体力に合わせて、無理のない方法を選ぶことも大切です。

一人で難しいところは人の力を借り、全部を一度にできるようになろうとせず、一つずつ積み重ねる。

私の場合は、その方法がWeb制作を続けることにつながりました。

これから40代でWeb制作を学ぼうとしている方にとって、私の学習方法が少しでも参考になれば嬉しいです。