Web制作やデザインを学び始めた頃、私には十分な実務経験がありませんでした。
Web制作の経験も浅く、DTPについても「何年も現場で経験してきたベテラン」というわけではありません。
そんな中で、少しでも制作経験を増やしたいと思い、利用していたのがクラウドワークスです。
経験浅めでデザインのポートフォリオはwebには掲載していなかったこともあり、応募しても全く返事がない。
テスト制作まで進んでも不合格になる。
そんなことは普通でした。
それでも応募を続け、最終的には実際に仕事を受けることができました。
振り返ってみると、私にとってクラウドワークスは、単に仕事を探す場所というよりも、制作経験を増やし、実務に近い練習をさせてもらう場所でもありました。
今回は、経験が浅かった私がクラウドワークスでどのように応募し、仕事を取るまでに何を考えていたのかを書いてみたいと思います。
クラウドワークスで仕事を探し始めた頃、今よりももっと経験が浅かった。
例えば、
というような、分かりやすい強みがあったわけではありません。
そこで私は、
「一つの分野でベテランと競うより、いろいろ対応できる人として応募してみよう」
と考えました。
Web制作だけではなく、バナー、画像加工、紙媒体、WordPressの更新、コーディングなど、自分がこれまで経験してきたことを組み合わせて自己紹介を埋めました。
一つひとつの経験はまだ浅くても、
「これもできます」
「こういうことにも対応できます」
と対応できる範囲を広く見せることが、自分なりの戦い方でした。
当時はかなりの数の案件に応募しました。
正確な数を途中から数えなくなりましたが、100件以上は応募していたと思います。
手当たり次第に近い状態でした。
Web制作、バナー制作、画像加工、DTPなど、自分に少しでもできそうな案件があれば応募していました。
もちろん、応募すれば毎回返事が来るわけではありません。
むしろ、
「返事が来ないのは普通」
一件応募して、その結果をずっと待っていると、不採用だったときに気持ちが落ちてしまいます。
そのため私は、
応募する → 次を探す → また応募する
という感覚で進めていました。
一件一件の結果に気持ちを持っていかれすぎないことも、応募を続けられた理由の一つだったと思います。
案件によっては、応募後にテスト制作があります。
例えば、バナーやWebページの一部を制作し、その内容を見て採用する人を決めるというものです。
テストまで進むと、
「ここまで作ったんだから採用されたい」
と思います。
しかし、不採用は普通のこと。
何度も経験しました。
最初の頃は当然落ち込みました。
ただ、次第に考え方を変えるようになりました。
「この制作経験は、自分の中には残る」
と思うようにしたのです。
経験が浅いときに一番困るのが、
「仕事を取るには経験が必要。でも経験を積むには仕事が必要」
という状態です。
そこで私は、クラウドワークスへの応募やコンペへの応募、テスト制作自体を、経験を積む機会として考えるようになりました。
もちろん、本番案件として納品したものと、応募用のテスト制作やコンペは同じではありません。
ただ、スクールの課題や自主制作とは少し違います。
そこには実際の募集内容があり、
などを考えながら制作します。
そのため、結果が不採用だったとしても、制作した経験そのものは自分の中に残ります。
私は、
「作って応募すること自体は誰でもできる。だったら、まず作る経験を増やそう」
と考えていました。
もしクラウドワークスを、
「仕事が取れなければ意味がない場所」
と考えていたら、私は途中でやめていたと思います。
100件応募しても、100件仕事になるわけではありません。
返事がない案件もありますし、面談まで進んで落ちることもあります。
テスト制作をして不採用になることもあります。
それでも、
といった経験は残ります。
そのため私は、採用されることだけではなく、応募する過程そのものから経験を得ることも成果の一つだと考えていました。
たくさんの案件を見ると、少しずつ自分の得意なことや苦手なことも分かってきます。
例えば、
「このデザインなら作れそう」
「この案件はJavaScriptの知識がもう少し必要そう」
「WordPressのこの部分は勉強しておいた方がよさそう」
といったことです。
学習だけをしていると、自分が仕事としてどの程度対応できるのかは分かりにくいものです。
実際の募集案件を見ることで、
「世の中では、こんなスキルが求められているんだ」
ということも知ることができました。
それを次の学習内容に反映することもありました。
経験が浅かった当時の私は、専門性だけで勝負するのは難しいと感じていました。
そこで、自分がこれまで経験してきたことを組み合わせて、
という形で応募しました。
今振り返ると、これは「何でもできます」と見せたかったわけではありません。
一つの技術で経験豊富な人と競うのではなく、自分が持っている複数の経験を組み合わせて価値を作るという考え方だったのだと思います。
経験が浅い時期だからこそ、自分ができることを一度棚卸ししてみることは大切だと感じています。
最終的に、クラウドワークスを通して実際に仕事を受けることができました。
ただ、仕事が取れたこと以上に大きかったのは、そこまでの過程でたくさん制作したことです。
応募して、作って、落ちて、また応募する。
決して効率の良いやり方だったとは言えないかもしれません。
それでも、当時の私には必要な経験でした。
実績が少ない状態で、
「もう少し上手くなってから応募しよう」
と考えていたら、実際に応募するまでさらに時間がかかっていたと思います。
私は、完璧になってから仕事を探すのではなく、学習と応募を同時に進めました。
分からないことが見つかったら勉強する。
また応募する。
その繰り返しでした。
今でも経験は浅く、わからないことだらけで、常に勉強です。
しかし、慣れているできそうな仕事ばかりするのではなく、自分が経験してきたことを組み合わせながら、わからないことは調べながら自分の知識を積み重ね、「いろいろ対応できる人」として進んでいくことも一つの強みです。
100件以上応募し、返事がないことも、テスト制作で不採用になることもありました。
それでも、
「返事がなくても普通」
「不採用でも制作経験は残る」
と考えながら応募を続けました。
応募することそのものが怖く感じることもありました。
自信があったから100件以上応募できたわけではありません。
むしろ、経験がないからこそ、応募して経験を作ろうと考えています。
仕事を取るために応募する。
そして、たとえその仕事が取れなかったとしても、制作した経験や調べたことを次に生かす。
その積み重ねの中で、少しずつできることが増えていきました。
案件獲得ができたこともあり、業務委託案件に目を向けるようになり、10件に満たないぐらいで応募するのはやめました。
これからクラウドワークスでWeb制作やデザインの仕事に挑戦しようとしている方に、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。